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三木清の『人生論ノート』(少し難しい古い本)や森毅の『みんなが忘れてしまった大事な話 マイナスが実はプラスなんだという発想』(ネットで1円)のような役に立つ分析やコラムを書いておいて、世の中に私の知識を還元しておこうというのがこのカテゴリーのテーマです。

社会批評のような具体的な事柄への批評よりも、一般的な話題の根底にある仕組みの分析や対応について考えていきます。 2019.5.31, 2021.1.27

(旧タイトル:論拠)idx10, 2016.10.20, 2021.4.26, 評価(A)


更新履歴

活動方針、取り組み方、マインドセットのまとめ 更新 2021.4.26

人は何を疑い信じるのか 信念と疑念の仕組み 信念形成の分析 更新 2021.3.7

活動方針、取り組み方、マインドセットのまとめ 追加 2021.2.27

続き


目次

活動方針、取り組み方、マインドセットのまとめ
行動力を高める方法 完璧主義や不安を捨てて最短で試し成功体験を重ねる
できる人のアドバイスしか聞かない
アドバイスや批判する前に相手から力を認められているか考えよう

サイトのバックアップのすすめ 魚拓も検閲されていて消える記事は消える

消えたサイトを見る方法 2019.3.2

マインド・名言・格言などの比較と分析 2020.2.29


考え方について
認識・判断・評価などをどう行うべきか 2019.7.4

問題解決方法
問題点が分かれば半分以上解決したも同然 2019.11.11

ビジネスノウハウでモチベーションをキープ
効率思考はやる気につながる

やる気の仕組み
やる気をなくさずに歩み続けるために

人は何を疑い信じるのか 信念と疑念の仕組み 信念形成の分析

リアリティ
個人にとっての現実感 2019.9.18

いい議論をしよう

説得力を高めよう

協力を得るには
ひとりで出来ないことをみんなでやるために

影響力を高める
情報発信力やブランド力、人や社会を動かす力を高めていこう

恨みの感情を静める
恨みは復讐への危険な原動力

組織は責任を取らない 組織は責任隠蔽システム
責任回避のため具体的な命令をしないのが上司の命令方法

優先順位や優先度
緊急性・重要性・期間・難易度などを考慮

詭弁を論破せよ
しつこい屁理屈を封じる方法を考える

善悪の根拠は感情、正誤の根拠は論理

不正行為が行われる原因や背景
強者の実力行使が踏みにじるモラル 2018.6.6

不正の改善策
不正行為の間接的な抑止、再発防止策

正論が勝つ理由
個人を影で脅しても社会全体では正論が通る

無意識を利用した直観力の向上
物事を客観的にとらえ本質を理解する方法

王道のすすめ
その努力・方法・目的は本当に正しいのか、被害改善活動の王道は問題の周知による全体の健全化

印象操作や思考誘導

人の記憶力 2019.10.23

不審な死亡事件や事故は人々へのおどし
権力者の都合で誰かをいけにえにする社会規模での印象操作 2018.11.8

詐欺洗脳被害者を解放する情報の伝え方
誤解を解くためには、まずは信頼をえること

趣味をやるタイミング 2019.10.21

「成功者は本を読んでいる」読書の真実を探る

自衛とは悪人へ対処するということ
理想論ではなく性悪説に基づく犯罪対策のようなもの

日本、中国、朝鮮の国民性
特亜の純真、顔は似てても考え方はかなり違う

聞き取り学習の普及とブログ・動画・音声・本などの情報の住み分け

日本人は日本を全否定しない
自分の帰属グループを完全に否定するのはおかしい

Wikiアーキテクチャのすすめ
文章作成の効率化

理想の社会
どんな世の中がよいのか

関連・参考


活動方針、取り組み方、マインドセットのまとめ

このサイトでは行動方針、取り組み方、マインドセット、理念、被害改善ガイドラインなどで活動の指針を扱ってきました。

それらを単純化した結論としてもっとも重要だと考えているのが、網羅性・実現性・継続性の3つです。

この3つを高めていけば活動をよりよいものにしていくことが出来ます。

活動方針やマインドセットはいろいろな人が説明していますが、これがもっとも抽象度の高い本質的な指針と言えるはずです。


基本はPDCAサイクル

基本はPDCAサイクルを回し続けることです。

計画(調査)、実行、確認、改善の質を全体として高めていくことが活動の質を高めていくことが出来ます。

この点は特に異論はないでしょう。

とはいえ、PDCAは製造業を効率化するモデルなので活動によっては合わないものあります。

近頃のネットですぐに結果が確認出来るような活動なら確認回数を増やすなど工夫していくといいです。


網羅性

問題解決法などとして問題を解決する方法が研究されていますが、大事なのはいかに細かくもれなく分析し対応していけるかという点です。

大事なことに気付いていなかったり見逃しているとうまくいかないのでそうならないようしないといけません。

そのより細かくもれがないよう分析することをここでは分析の網羅性の高さと呼んで重視しています。

うまくいっている時はそのやり方でいいのですが、うまくいかない時はどこかに問題や効率の悪いところがあるはずです。

そんな時に分析の網羅性を高めていくと本当の問題点が見つかりやすくなります。

網羅性の高さはPDCAサイクルの最初となる計画の質を高め、それがPDCAサイクル全体の質を高めます。

現状や問題の分析をより細かくもれなく細分化しその網羅性を高めていくで活動の質を高めていくことが出来ます。


実現性

何かをするときには実際に自分が出来そうなことをちゃんと選んで取り組むことが大切です。

その出来そうかどうかという可能性のことを実現性と言います。

何かをするときは実現出来そうなことの中でより効果が高いものを選んだほうが効率的です。

「千里の道も一歩から」というよいうに目の前の小さな目的をひとつづ達成していかないと大きな目標を達成することは出来ません。

失敗というのは経験であり知識がつくので次の計画に活かせばいいだけですが、いつまでも実現出来ないことを続けていても効率が悪いです。

たとえば「世界一を目指す」という目標を持つこと自体はいいことです。

ただし、それだけでは目標が漠然としすぎています。

目標達成のための適切な行動がとれなければせっかくの努力も徒労に終わってしまいます。

大目標や完璧主義、理想主義、他人の優れた部分と自分の劣った部分だけを比較することなどはどれも失敗や出来ないことを正当化する言い訳になりやすいです。

そういう考え方がすべて悪い訳ではありません。

ですが、それとは別に自分は自分で実現出来ることを続けて力をつけていかないと目的は達成出来ません。

実現性を高めるには具体性が重要です。

具体的でないことを実現するのは難しいからです。

実現性の高い具体的な計画やその実行をすることが活動の質を高めます。

実現性の高い活動を続けていくと小さな結果が着実に積み重なっていきます。

そうすると結果の把握や評価もやりやすくなり達成感を味わいやすくなります。

その達成感がPDCAサイクル全体を力強く推し進める原動力になります。


継続性

目標達成には継続が必須です。

どんなに網羅性・実現性の高い活動でも続なければ大した成果は出ません。

継続するときは同じことを繰り返すばかりではなく、活動全体がより効果的になるように試行錯誤を続けることが大事です。

試行錯誤しながら網羅性・実現性を高めつつ継続していくことが活動の質を高めていきます。

単に続けるだけでなく最適化しつつ続けることが大事です。


気付きと学び

これがないと自分の能力が上がらないので効率も上がりません。

気付きは経験から、学びは読書から得るのが効率的です。

成功者の多くが読書に時間とお金を惜しまず使っているように、私たちも読書週間を身に着けておいたほうがいいです。

1日15分とか1週間で1時間とかでもいいのですが、読書やネットで情報収集(分析も)をしないと気付きや学びが少ないのであまり成長出来ません。

成長出来ないと同じことの繰り返しになるので効率も悪いです。

例外としてはスポーツやピアノなどで効率的な練習方法がはっきり分かっているものなら同じことを繰り返しても、それが一番効率的なはずですから問題ありません。

とはいえ、世の中変わっていくものですし他にもで学ぶべきこともあるので、読書や情報収集は続けていったほうがいいです。

学びの落とし穴は学ぶばかりだとノウハウコレクターになってしまうことです。

目的達成には行動も必須です。

知識と行動とセットで考えて、行動に活かせる知識を学んでいったほうが効率的です。


時間・労力のようにお金も必要なコスト

お金を節約したい気持ちは分かります。

ですが、お金を使うことで時間と労力を節約できれるなら十分に元は取れます。

効率を上げていくにはお金で時間と労力を節約するという考え方も大切です。

例えば野球がうまくなりたいのにバットもボールもグローブも持っていないのではどうにもなりません。

最低限必要な物というのがあるのでそのために必要なお金はちゃんとかけないといけません。

時間と労力をかけるのは誰でもやっています。

ですが、お金はもったいなくて使えないという人がいます。

それが人情というものでしょうし、そう考えてしまうこと自体は仕方のないことです。

何をやるにも最低限必要な物や効率を高めてくれる物やサービスなどがあります。

それを手に入れたり使うにはたいていお金がかかります。

本を買って知識を得るのもそうですが、1円もお金をかけずに何かを手に入れることはむしろ難しいことです。

多くの人は会社に雇われて働くような時間労働をしています。

これは自分の時間と労力を会社のお金と交換しているということです。

時間と労力もお金のように大事なものなので時間と労力を節約するためにお金を使うという考え方も身に着けてい置いたほうがいいです。

お金も時間・労力と同じコストだと意識するとお金を使ってしまうストレスを和らげやすくなります。

わざわざ借金したり身の丈に合わない高価な物を買う必要はないです。

かけたお金に見合う成果が期待出来そうなものに使ってください。

時間・労力が節約されれば活動全体の効率が上がり他のことに使える時間も増やせます。

その時間で働けばお金を増やすことも出来ます。

時間・労力(エネルギー)・お金はどれも大事なものなのです。

ですが、お金ばかり大事にして使い惜しみしてしまうのが人間というものです。

時間と労力はお金と交換出来るほど価値のあるものですから、お金のように浪費せずに大事に使うように心がけたほうがいいです。

そうすればお金も目的達成のためのコストのひとつとして有効に使っていけるようになるはずです。


うまくいかないとき

うまくいかないのは問題の分析やPDCAサイクルのどこかがよくないということです。

失敗は知識経験として自分の中に積み上げていけばいいので人生勉強だと思えば前向きにとらえることが出来るようになり失敗ではなく単なる経験に変わります。

とはいえ、失敗続きのときは問題分析の網羅性が足りないのでより細かくもれがないよう分析し直してください。

続けられない、やりたくないと感じてしまうときは、そもそもストレスが強すぎる可能性があります。

「自分の自由時間は全部英語の勉強にあてるぞ!」といった極端なやり方をしてしまうと挫折しやすくなります。

遊びがなくストレスが強すぎるからです。

人間の心にはブレーキが付いていてあまりにも辛い状態が続くとそれを止めるように出来ています。

心の疲れがたまっていって限界を超えるとブレーキがかかってイヤになったりあきらめたくなります。

次には頭が止める理由を探し出します。

これは誰でもなることなので自分が悪い訳ではありません。

限界を超えただけなので気にしなくていいです。

ちゃんと休めばまたがんばれます。

やる気や根性、覚悟、信念が足りないということも考えられますが、そもそも限界があるのでストレスをため込まないようにしないと何かを続けるのは難しいです。

人はメインの活動以外に趣味や息抜き、リフレッシュ出来る自分のための時間をとらないと挫折しやすくなることが分かっています。

ハーバード大学などでもそう教えていますが、日本の古くからの知恵でも趣味を持てとすすめています。

趣味も必要ですが、最高のストレス解消法は眠ることのようです。

「四当五落」のように睡眠時間を削って受験勉強するようなやり方はそもそもうまくいきにくいです。

近頃の研究では必要な睡眠時間は遺伝的に決まっているとみられています。

無理に変えるよりは自分が無理なく生活出来る睡眠時間を確保したほうがいいです。

インドや中国の人の平均睡眠時間は9時間だそうですから、統計的に考えれば日本人の8時間睡眠は短いと言えます。

8時間でも足りていないという人もいるはずです。

睡眠時間が短くても元気に暮らしている人はいいのですが、そうでないなら増やす方向で調整していったほうがいいです。

睡眠時間が短いとそれ自体がストレスになって注意力が下がったり過食になったりする恐れがあるので基本的にはさけたほうがいいです。

何かを成し遂げるためには時間と労力をつぎ込まないといけないのでついつい睡眠時間を削りがちです。

ですが、削るなら目的達成に必要のないことをしている時間を削っていったほうが効率がいいです。

(追伸:睡眠不足以外でも無理なペースで続ければ限界を超えてしまうのでペースを上げすぎないことと、定期的に休憩をとることもお忘れなく。ペースが分からなくていつも疲れているような人にはポモドーロ・テクニックがおすすめです。これは25分活動して5分休むという方法です。タイマーアプリがあって便利です。無理しなければ無限に作業が続けられそうなほど集中力を維持出来ます。)


まとめ 活動で意識すべきは網羅性・実現性・継続性

この3つの優先順位は逆なのですが忘れないように網羅性・実現性・継続性の順で並べています。

まずは続けないといけないし、そのためには続けられるペースや範囲でやらないといけません。

次に実現出来ないことはやらずに実際に出来ることをひとつづ着実にやっていくことが大切です。

その上で活動の効率を上げるのに役立つのが網羅性の高さです。

なるべく細かく抜け目なく分析や検討をすることで必要なことや効率的なやり方が分かってきます。

問題が解決出来ないことの主な原因は原因が分かっていない(原因の分析が間違っている)ことにあります。

原因をちゃんと理解するために役立つのが分析の網羅性を高めることです。

原因さえ分かってしまえば後は出来ることをやって出来ないことをやらなければいいだけです。

目的を達成するには活動の効果を上げてよりよい活動を続けることが大事です。

頼れるなら誰かに頼ってもいいのですが、自分の願いを自分に代わってかなえてくれるような都合のいい人はなかなか現れないものです。

人なら尊敬できる人や切磋琢磨できる同士、分業できる仲間など探すのがいいです。

そういう人たちがいてもやるのは結局のところ自分自身なので自分の実力を高めていったほうが効率的です。

それにはまずそのための効率的なやり方を知っておいたほうがいいので情報収集、特に読書が効果的です。

人を頼るならまずは自分が相手から協力してもらえるような関係を作らないといけません。

人の社会的な実力は具体的には能力(実力・実績)、資産、人脈、それらから生まれる影響力だと言えます。

何かをする力とそのために必要な人やお金を動かす力がその人の実力です。

必要なお金も使えず、誰も動かせなかったとしても、それが今の自分の実力だと素直に受け止めておいたほうがいいです。

逆に実力が高まってくれば影響力を持つことが出来るので大したことをしなくても人やお金を動かせるようになります。

今回はそういった実力を高めるためのノウハウとして、いろいろなマインドセットを調べた結果、ノウハウという情報よりも、実際に使えるスキルや実績のほうが大事だと悟ったので説明しました。

ノウハウはがんばっているのに伸び悩んでいるような人でないとあまり役に立ちません。

何かするときにいいノウハウを知らなくても網羅性・実現性・継続性を基本に考えることで未知の問題にも対処しやすくなります。

今回の分析が多くの人がノウハウコレクターにならずにスキルや資産を増やしていって目的を達成するための助けになることを願っています。

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問題解決方法
問題点が分かれば半分以上解決したも同然

やる気の仕組み
やる気をなくさずに歩み続けるために

優先順位や優先度
緊急性・重要性・期間・難易度などを考慮


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参考

なぜ頭のいい人でも愚かな行動を取ってしまうのか、そこには「クリティカルな考え方」の重要性 - GIGAZINE 2017/12/30 2019.8.7

生産性について知っておくべき8つの重要な原則とは? - GIGAZINE 2019/4/12 2019.8.7

すべての文化に共通な7つの道徳的規範とは? - GIGAZINE 2019/2/13 2019.8.7

言葉は思考によって紡がれ思考は言葉に影響される - GIGAZINE 2019/3/12 2019.8.7

あらゆる分野で役に立つ科学や法律から導かれた「11の普遍の法則」 - GIGAZINE 2019/8/5 2019.8.7

心の中に潜んで悪意のある考えや行動のもととなる「ダークコア」とは? - GIGAZINE 2018/8/7 2019.8.7

時間の使い方

「時間の上手な使い方」まとめ 2011/11/22
優先順位を考え、先に結論をだし、毎回結果を出すようなのがいいようです。全体的にビジネスマン向けですね。 2019.11.8

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